
会場の様子
中央区の大伝馬町で行われる正真正銘都内最後の盆踊り大会です。寶田恵比壽神社と椙森恵比壽神社の例大祭で江戸時代からべったら市が行われており、2012年より寶田恵比壽神社側のイベントのひとつとして盆踊り大会も開催されています。
寶田恵比壽神社の御祭神は事代主命/少彦名命/大国主命/大巳貴命/素盞嗚命と錚々たる神様ですので、踊りの前にはぜひ一年の盆踊りの感謝をご報告して最後の盆踊りに臨みたいものですね。
べったら市で売られるべったら漬けというのは大根の麹漬けで、表面についた甘酒の麹漬けがべたべたしている為、かつての若者が「べったりつくぞぉ~、べったりつくぞぉ~」と叫びながら縄に縛った大根を振り回し、参詣客の着物の袖につけてからかっていたというエピソードもある美味しい漬物です。こちらに来た際には是非こちらもご賞味頂きたいです。
踊りの前には修祓を行い、 祝詞(祓詞)を奏上しますので、参加者の皆さんは低頭してお清めをしてもらいましょう。
踊りをリードするのは、十思スクエアをリードしている方々を始めとした中央区オールスターズで太鼓は日本橋人形太鼓さんが叩きます。
ここの目玉はなんと言っても「べったら音頭」「小伝馬町音頭」「日本橋音頭」の3曲ですね。べったら音頭と日本橋音頭を唄った歌手のさこみちよさんが毎年おいでになり、生唄で踊る事ができます。
「べったら音頭」は先で説明したべったら漬けを振る振りがあり、難易度が高い良い踊りなので、いっぱい掛かるのが嬉しいですね。作曲した中川翼さんはなんと小学校5年生の時にこの曲を作ったそうです、凄いですね。
最後となる盆踊りを惜しみながら1曲1曲を噛み締めて踊り、翌年の盆踊りをまた待ちましょう。
(kajix)