ニュージャージー州シーブルックにある浄土真宗本願寺派シーブルック仏教会(Seabrook Buddhist Church)主催で、2018年で73回目を迎える歴史ある盆踊りです。
戦中・戦後に掛けて、シーブルックにあった冷凍野菜の食品工場が、米国の他地域に住んでいた日系人を労働力として受け入れたのがシーブルックにおける日系コミュニティーの起源だそうです。
踊りのリード役はシーブルック仏教会に所属する民謡ダンサーズで、ニューヨーク仏教会とバージニア州恵光寺から来た有志の踊り手たちもそこに加わります。
こちらの会場の目玉となる曲は、大大阪音頭や安里屋ユンタなどの近隣会場では掛からない日本各地のご当地曲と、2004年にカリフォルニア州サンノゼで誕生しその後全米各地に広まっていったええじゃないかです。
盆踊りの他には、米国東部の三寺院の太鼓チーム(シーブルック仏教会の法太鼓、恵光寺の念太鼓、ニューヨーク仏教会の僧太鼓)の競演や、空手のデモンストレーションなどが披露されます。
晴れていれば芝生の広々としたスペースで気持ち良く踊ることができる会場ですが、2018年は残念ながら雨天のため野外での一般開放の盆踊りは中止となり、寺院の建物内での開催となりました。
建物のキャパシティ上、一般客を受け入れることが出来ないため、関係者のみが参加する形となりましたが、多くの踊り手たちが盆踊りを楽しんでいました。
(mochix)