豊島区西巣鴨の大正大学で行われる盆踊りです。
こちらの盆踊りの歴史は古く戦後まで遡ります。巣鴨地域の夏の風物詩として昭和40年代まで開催されていたのですが、その後40年間ほど盆踊りが途絶えていました。長い間幕を下ろしていた盆踊りでしたが、平成23年の東日本大震災を契機に犠牲者の鎮魂や供養を含めて、学生が手作りのみたま祭り(盆踊り)を始めました。今では巣鴨地域の三大盆踊りのひとつに数えられるようになり、地域の方々から愛されています。
踊りのご指導はとげぬき地蔵でもお馴染みの坂東扇太恵先生率いる坂東流の方々、太鼓は「鼓友」の方々が叩きますが、こちらの盆踊りを作り上げているのはなんと言っても大正大学の学生さん達です。
毎年実行委員を選定して主催するのは大変な事だと思いますが、その甲斐もありこちらの盆踊りは他の会場と比べても大変に盛り上がる楽しい会場となっています。
以前は毎年違うJ-POPに炭坑節の振りを付けて踊るのが恒例となっていましたが、近年曲目を改め、良い選曲なうえ踊り自体も個々に振りを付けたものとなっています。
(kajix)