
噴水を櫓に代えて
日比谷公園の大噴水を囲んでの盆踊り大会です。
こちらは中央区の大江戸まつりと並んで東京を代表する程の大きな盆踊り大会です。
規模がとにかく大きく、千代田区の民踊連盟だけでなく中央区と港区の民踊連盟も駆けつけ、噴水の周りを揃いの浴衣で埋め尽くします。
昨今東京で一般的に掛かるようになった「東京音頭」は、こちらの盆踊りで踊られていた「丸の内音頭」を原型にしており、東京市民が踊れるようにと中山晋平に依頼して出来た曲です。 その「丸の内音頭」と「東京音頭」が今の時代にあっても何度も何度も踊れるのはこの会場だけです。
また、丸の内なだけあって、会社帰りのサラリーマンやOLといった大勢の方が訪れます。ここで踊っていく数千人といった大勢の人達はいったいどこに行ってしまうのか、それが盆踊りの七不思議のひとつでしょうか。。
風が強いと噴水の霧のような水しぶきがかかるのもここの醍醐味で、涼しい風を受けて大勢で踊る盆踊りの醍醐味を楽しみたい会場です。
(kajix)